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「9条の会・養老」設立総会にて連帯の挨拶

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昨日、大垣市に隣接する養老町の養老中央公民館にて「9条の会・養老」の設立総会が行われました。

会場には、報道陣も含め約50人が詰めかけました。

依頼を受けておりましたので、連帯のご挨拶をさせていただきました。

また、記念講演では戦争体験者の方のお話があり、戦争の残虐性について改めて知る機会となりました。特に加害の歴史についてわが国の教育では必ずしも十分でないことが明らかになったように思えます。

以下、ご挨拶全文

初めまして。

安全保障関連法に反対する岐阜経済大学呼びかけ人の高木博史と申します。この度は「9条の会・養老」の設立総会にお招きいただきましてありがとうございます。僭越ながら、連帯のご挨拶をさせていただきたいと思います。

さて、私が所属する岐阜経済大学は西濃地域に根ざす大学として歴史を重ねてきました。昨年の夏に、連日の国会前デモや多くの憲法学者が違憲性を指摘する安全保障関連法の強行採決がなされましたが、大学人として日常的に学生に接する中で、「若者を二度と戦場へ送ってはならない」という決意の下に有志の会の結成を呼びかけました。

この呼びかけに対して、小規模な大学ながら教職員や卒業生といった関係者を中心に今日現在で、賛同者は35名となりました。

与党自民党は、夏の参議院選挙で「憲法改正」を明確に公約に掲げようと表明しました。すでに自民党が「制定」している「憲法草案」では、「緊急事態条項」の新設が盛り込まれています。

この「緊急事態条項」は、災害などの非常時に事実上、憲法を停止し国民の権利を制限できるというものです。独裁政治から戦争への道を突き進んだナチスの「全権委任法」とそっくりなものといえます。

「非常時」という言葉に流されず、その動向を注視していく必要があります。

安保法制の後にあるさらなる「戦争国家づくり」をこれ以上進めてはいけません。

日本国憲法の下に、戦後70年にどこの国とも戦火を交えなかったこの国の在り方を大きく変える動きに対し、あらゆる戦争を望まない市民の幅広い共同・連帯を広げていきたいと考えています。

どうぞよろしくお願いいたします。

安全保障関連法に反対する岐阜経済大学有志の会
呼びかけ人 高木 博史
その他 | コメント(0) | 2016/02/21 07:23
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